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【塾開業日誌4】開業初年度の夏期講習までの道のり

 
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開業数か月の不安を克服する

3月に開業して5月時点で生徒数は4名です。この数字が良いのか、良くないのかは判断つきかねるところですが、ほぼ未経験だった塾講師としてのキャリアからすれば健闘といっていいのかもしれません。

戸高先生によれば、コロナ禍の緊急事態宣言下でなければもう少し動きがいいはずとのことでした。そのことばは、起業当初誰もが経験する焦りや落ち込みを、かなりの部分、軽減するものであったように記憶しています。

また、実際にすでに4名の塾生がいたということは、相当の安心材料ではあったように思います。起業しても仕事がないということが一番のストレスです。

塾生がいれば、教材を研究し、授業内容を考え、何よりも実践することができます。また、塾生が少ないということは、一人ひとりに十分な準備時間を使うことができます。できる限り、ポジティブに考えるようにしていました。

開業して数か月、この時期はとても大事だと思うのです。希望よりも不安が勝ることが多いように思います。そういう時は、一人が抱え込まないことが大切です。開業の仕方にもよるのでしょうが、誰でも相談できる相手はいるわけですから、そういう機会は大事にすべきでしょう。

このパートナーシップでは、最初の3か月は週1回のZoom面談があります。また、相談は、Chatworkを用いていつでも相談できます。このようなシステム自体は、多くのフランチャイズやコンサルタントが取り入れていることでしょう。

ただし、実際に学習塾を起業した方からもらうアドバイスは、やはり重みが違うように思います。たしかに迷ったり、ほんとうかなと疑ったりすることもあるでしょうが、一度、信じてアドバイス通りにやってみるということです。

学ぶということは、「まねぶ」と言い換えることもできます。まねをすることは決して悪いことでありません。どんな仕事でも100%オリジナルなどないわけです。まねびながら、自分らしさを出していく、自分の塾の特徴を作り上げていくことが大切ではないかと思っています。

夏期講習に向けての集客

さて、夏休みなど長期休暇の間は、学習塾にとってかき入れ時です。どの学習塾も競争して集客を進めていきます。新規参入だからといって、手ををこまねいているわけにはいきません。集客の仕方がわからないのなら、成功例をなぞればいいのです。このパートナーシップのやり方に則り、集客を始めました、動かないことには始まりませんので。特別のことをしたわけではありません。開業直後にもおこなったポスティングとフェイスブック広告を、改めて6月末におこなったのみです。この時かけた費用は、10万円を超えていません。結果として、夏期講習に参加したのは3名です。夏期講習参加者の授業料で、この分はペイしました。加えて、このキャンペーンを通じて当塾を知った人、あるいは改めて思い出した人もいるわけです。

二学期以降の入塾者の動きを見ていると、この広告キャンペーンには多くの効果があったことがわかりました。同じ広告でも、即効性のある場合、また、じわじわと効いてくる場合があるようです。すぐに結果がでなくともあきらめないことです。一回目の広告で資料請求があったにもかかわらず、すぐに行動してくれないお客様はたくさんいらっしゃいます。夏期講習の参加者のうちお一人は、最初に資料請求があったのが、五月の連休空けでした。ポスティングチラシからの問い合わせでした。このような方には、折々でメールや手紙でコンタクトしていたのですが、それが夏になって実を結んだかたちでした。私は、もともとが営業マンでしたので、こういう経験は何度もしていたのですが、やはり、会社の商品でなく、自分が営む仕事にお客様が来てくれたということの喜びは、比べがたいくらいに大きいものでした。これも、「継続は力なり」のひとつかもしれません。一度、反応してくださった方は、見込みのあるお客さまです。あきらめないことが肝要だと実感しました。

夏期講習を境にしての変化

実は、私の中では、この夏期講習を通じて今に通じる大きな変化がありました。最初の4人の生徒さんは、すべて小学生でした。アルバイトで塾講師をしていた時期も、ほどんとが小学生、おもに中学受験生を相手にしたこともあり、この塾は小学生専門塾にしてもわるくないかなと思っていたのです。ぞれで軌道に乗るのなら、それでも特徴があってもいいのではないか、また、自分自身、小学生が一番相性がいいのかなと感じていたのです。

これが、変化していきました。

キャンペーンの結果、3名が夏期講習に参加することになりました。うち一名は前述のポスティングから、あと2名は、フェイスブック広告からでした。このうち二名は中学生でした。当塾においては、初めて中学生を担当するわけです。もとより小学生専門と決めていたわけでありませんし、いらっしゃってくださるお客様をお断りする理由はひとつもありません。もちろん参加いただきました。

中学生が入れば、新たな教材も使うことになります。必然的にこちらもしっかりと準備することになり、これは講師としての力の向上にもなるわけです。勉強します。新たな展開の第一歩となりました。この子たちは一年ごとに進級するわけです。私も一年ずつ進級していけばいいわけです。現在の塾生は、半分近くが中学生になりました。1年2年経つうちに、高校生、大学受験生も担当するようにしていくのが、ひとつの目標となりました。

結局、夏休み中は、7名のお子さんを担当したことになります。1日ひとりの割合です。すこしずつ塾生が増えていく予感がしてきました。

国語塾パートナーの強みである集客ブログについて

現在、塾とともに結婚相談所を経営していますが、よくある営業メールや電話は、いわゆるSEO対策などについての勧誘です。こうしたものを、私自身はあまり信用しておりません。

また、同業者の話などを聞いても、これらの営業を受けて成功したという事例はあまり聞きません。また、いろいろなコンサルタントからの勧誘も多いのですが、私はすべて断っています。必ずしも成功しないであろうと考えますし、私にはいらないからです。

未だにSEOって何の私ではありますが、このパートナーシップにおけるWEB集客は、ほんとうに実効性のあるものだと、思っています。実際に、当塾の塾生は、全員が何かしらWEBをごらんになっての入塾であり、口コミや紹介による入塾生はほとんどいないのです。

現在、「世田谷区 国語塾」で検索すればだいたい一番ですし、「東京都 国語塾」で検索しても、最初のページに掲載されています。こうした状況ですので、SEO対策は相当な部分成功していると言っていいのだと思います。

他の会社がどのようなことをしているのか全くわからないのですが、検索順位を上げるには、このパートナーシップのやり方では、相当の努力を要します。

実は、ここがいいところだと思うのです。開業当初、戸高先生からは、2,000字以上、できれば3,000字から4,000字のブログを書きましょうとのアドバイスがありました。最初のうちは、頻度でいえば週一の投稿が必要でした。

私は、やるしかないと思いましたので、迷いなく始めました。心の片隅で、あるいは真ん中で、お金をたくさん払えばすべてやってくれそうなところよりも、ずっと信用できると思ったのです。

今でも、週1回の投稿を目標にしているのですが、なかなかできなくなりました。それでも、平均月2回は投稿しています。これを続けるとどうなるのか、とにかく検索順位が上がる、そして、お客様が増えていく、これを愚直に続けているまでです。

ほんとうに問い合わせが増えてきたことを思うと、とにかく続けてきて良かったと思いますし、これからも続けます。ここで学んだやり方を、相談所にも応用したのですが、しばらくすると相談所も、世田谷区では一番の検索順位になりました。

ところで、2,000字のブログといえば、相当の量です。また、塾のブログなど書いたことはありませんでした。私にとって、難題でした。戸高先生のアドバイスは大きく分けて二つでした。

お客様がほしがる情報を書くこと、もう1つは他の先生の書いた本やブログ、動画などを参考にすることでした。必要とされる情報は、やはり受験に役立つ情報です。

人気校の問題分析などは、何度も掲載しました。こういうものを書くにはとにかく情報が必要ですし、正確性も求められます。ここでは、やはり他の先生の記されたものを参考にします。

どういう思考で書いているのかを見ながら自分の中に取り込んでいきます。これを繰り返すうちに、優秀な先生の考え方、教え方には共通性があることに気づいてきます。もちろん、このパートナーシップにおける指導法との共通性も見えてきます。

こうやって教えればいいんだなと、塾講師としての学びになったのも、大きな収穫です。人と変わったことをやるのでなく、優れたものから学ぶことが大切だと思います。オリジナリティは大切ですが、まずはその基本がないことには始まりません。

次回は、初年の夏休み以降のことを記していこうと思います。

国語塾パートナーについて

ひとりで始めれば人件費はかかりません。大手フランチャイズに入れば必要な多額な初期費用もロイヤリティも、個人ならば不要です。

小さく始めながらも、確実に利益を上げるには、個別指導塾を自分でやることが一番いいと私は思っています。この国語塾パートナーはそういう人にぴったりだと思います。

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次回は、開塾後はじめての夏期講習から話を進めていきます。

前回の記事「はじめての生徒さん入塾から夏期講習直前まで」

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