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【個人塾版フランチャイズで開業】パートナーさん塾開業日記1【行列のできる国語塾】

 
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from 平山淳

こんにちは。「国語の教室」塾長の平山です。

塾を開業つまり戸高先生のパートナーとなって、まもなく1年です。これからも塾をずっと続けていくためにも、開業前後から今日までを振り返ってみます。

 

私は、もともと違う業界出身で塾は未経験でした。

 

もちろん教員の経験もない状態で、しかも50代半ば過ぎに開業しました。

それでも、現在は、まだ行列ができるほどではありませんが、たくさんのお子さんを相手に授業を行っています。

開業して一年足らずであること、コロナ禍の最中であることを考えれば、滑り出しとしては好調なのかもしれません。正直、戸高先生とのパートナーシップなくしてこれはあり得なったのです。

私が出版社の役員を事情があって退任し、出版とも塾ともまったく別の事業を始めたのは2018年のことです。

その事業は家族とともに始めたのですが、平日の夕方から夜は時間的に余裕がありました。この時間を有効に使える仕事をしたいと考え、塾講師をやってみようかなと、ふと思い立ちました。

年齢の問題、実績がないことからダメでもともとのつもりで応募したところ、幸い二社で働くことが決まり、アルバイトで塾講師を始めたのが、2019年の春です。おもに小学生の国語と社会の個別指導を担当し、秋には週におおよそ20コマを担当するようになっていました。

子供と接する仕事自体は、とてもやりがいがあり、楽しいものでした。

ただし、もともと自由を求めて起業したわけで、会社勤めは二度としないと決めていた私にとっては、

 

雇われ講師としての職場環境は、決して居心地のいいものではありませんでした。

 

時給も学生並みです。本当に生徒のことを大切に考えている塾なのかな、儲けることだけを重視していないかななどの疑問も生じ、自己肯定感は下がるばかりです。

ここは自分の居場所でないな、でも、この仕事は続けていきたいと気持ちが強くなりました。客観的にみれば無謀なのでしょうが、自分で塾を開こうと決めたのです。これは2019年11月頃のことです。

何しろ、塾の経営といっても何から始めたらいいか、何もわからないのです。塾を開業した先輩の体験などをネットで検索したり、チャットルームなどで交流したりしているうちに、塾経営のコンサルタントがたくさんいることを知りました。

11月~12月には何名かのコンサルタントに、実際にコンサルを受けました。

多くはご自身も塾経営をされている方々なので、お話自体は楽しいものでした。

 

塾を経営し、一定程度成功すればライフワークバランスの豊かな生活を送れる。

 

そして、この仕事は年齢を重ねてもずっと続けられるということを感じ取れたことは収穫でした。

しかし、それでは具体的にどう進めていけばいいのか?

という話を突っ込んでいくと、いささかあいまいになっていきます。言葉は良くないかもしれませんが、後は、「平山さんの努力と運しだいです」という風に聞こえてきました。あらためて、自分のやりたい塾の方向性を考え直してみました。

・独自に経営する自由を求めるので、大手FCとの契約はあり得ない。
・アルバイトが個別指導だったこともあり、個別指導塾としたい。教科は個別指導と相性 がいい国語を中心にしたい。
・講師を雇って経営するのでなく、自分で教えることを中心にしたい。
・初期費用はできるだけ安く抑えたい。できれば自宅で開業したい。
・この事業単体でも家族が生活できるレベルを確保したい。

これを実現するためのコンサルタントと巡り合うんだというつもりで、再度検索したことろ、すぐに戸高先生のサイトに到達しました。すぐにです。

運命だったのかもしれません。

私がやりたい塾はこれだと思い、すぐに最初の面談を申し込みました。とにかく話を聞いてみようと思ったのです。2019年の12月のことです。

面談を通じて、戸高先生が断ることもあると書かれていたので、それならそれでも仕方のないのつもりで、Zoom面談に臨みました。

面談では、私がイメージしていた通りでしたので、私のなかではほとんど契約しようという気持ちが固まりました。

この時、戸高先生を信用しようと思った、一つのできごとがありました。サイトでは戸高先生自身が開業した時に自宅で始めたこと、経費を抑えるためにはこの方法があることが記されていました。

私が自宅で開業する予定だと伝えると、他人の家に上がるということはそれだけ抵抗があるということ明確に言ってくれたことです。

ネガティブ要素はネガティブであるときちんと示してくれたほうが信用できます。この時、このネガティブを補う特色のある塾を作ればいいのだからと、ほぼ決心が固まりました。

 

年が明け、2020年の1月初めにパートナーシップ契約を結びました。

 

契約にもとづく戸高先生とのミーティングは、当初は週に一度、オンラインで行われました。

3月の開業に向けて準備が始まったのです。不安がなかったわけではありません。でも、パートナーシップを信じて、今やれることだけをやり切ることだけを、私は考えていました。

準備の中心は、ホームページの作成です。そのなかでも、私がやることはブログを書くこと、書き続けることでした。記念すべき1回目のブログは昨年2月6日にアップされました。

SEO対策って何?の私でしたし、なによりも塾のブログなど書いたことがありません。

戸高先生にブログのコンテンツとしてふさわしいものを教わった後は、今までおおよそ週1回のペースでブログを書き続けています。

とりわけ最初の頃は、オリジナルの内容などほとんどないわけですから、何を書けば良いかもわかりませんでしたが、参考になるサイトや本や記事の構成などのアドバイスを受けました。

このブログを書き続けていることは、多くの面で私の塾のプラスになっていることを実感します。一つは集客面、もう一つは、塾講師としての研鑽の面です。これらについては、後日少し詳しく記します。

戸高先生からはとにかくホームぺージを育てましょうと言われました。当塾のホームページのデザイン、構成等は、すべて戸高先生の手によるものです。

これがとにかく訴求力のあるものなのです。私のような素人には正直わからないところもあるのですが、本当にお客様見てもらえるように作られ、問い合わせをしやすいように作られ、この塾に入りたくなるように作られているのは確かです。

これをより生かすためには、アクセスアップのためのブログと保護者に信用してもらうためのブログをアップしていきましょうとのことだったようです。私はただ、何も考えずにただひたすら書き続けていました。

おおよそ1年が経ち、私自身もやっとこのブログ集客が極めて有効な集客手段であることを実感できるようになりました。

さて、開校に先立ち、自宅周辺に約15,000部のチラシポスティングを行いました(3月下旬)。

コロナ禍だったこともあり、このポスティングからの入塾者はいませんでしたが、いくつか問い合わせが来たことでやれるという感覚をおぼろげながらつかんだのは確かです。

やっていることに間違いはないと感じられ始めたとき、3月26日に、ホームページをご覧になった小学5年生の保護者から、体験授業の申し込みがありました。

そして30日に体験授業を行いました。国語が苦手で、国語の個別指導塾を探していて、ネットで検索したそうです。ずっと下のほうから当塾を見つけて来てくれたのです。

 

最初の1人目で集客ブログの効果を実感しました。

 

体験授業は、基本はパートナーシップのセオリーに基づくメソッドで行います。練習を重ねていたせいもあり何とか切り抜けました。このパートナーシップのメリットは、集客面だけではないのです。むしろ中心は、より良い授業を行うための具体的な指導法にあると思っています。

これもいずれ記したいと思います。無我夢中で授業を行い、授業後、真剣に親子と話をしました。面談のポイントも、戸高先生の経験に基づいたレクチャーがありましたので、対応に困ることはなかったことを思い出します。

誤解があるといけませんので書いておきますが、セオリーやメソッド、レクチャーというと、自分が経営する塾なのに自由度がないのではと心配される方もいらっしゃるかもしれません。

このパートナ―シップはきわめて優秀なものだと思いますが、あくまでも経営者は自分自身なのです。集客にしろ、指導にしろ多くの優れた方法がこのパートナーシップにはあります。ただし、それをどう選択していくか、どう自分のオリジナリティを出していくかは塾の経営者の仕事だと思います。

このパートナーシップの良さは、このいい意味での距離感だと思います。求めれば求めるだけ答えてくれると言ってもいいでしょう。ただし、何かを強要されることはありません。

さて、一度目の体験授業、その日のうちに連絡がありました。初めての塾生が誕生しました。どんな事業でも、ゼロイチの体験は忘れられないものです。このお子さんは、今月の中学受験で無事第一志望校に合格しました。

次回は、1人目の塾生誕生以降の話をしていきます。

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