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【塾開業】絶対に失敗しない!学習塾を開業するために必要な5つのポイントを解説!

 
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塾を経営したいと考えている人のなかには、「どのような準備が必要なのかわからない」「開業は失敗しそうで怖い」と、ためらっている人もいるのではないでしょうか。

ということで、今回は、絶対に失敗しない学習塾を開業するために必要な5つのポイントを解説していきます!

あわせて、学習塾を開業するにあたって必要な準備についても解説していくので、塾の開業を検討している場合はぜひ参考にしてくださいね。

この記事はこんな方におすすめ

・塾開業を考えている

・塾開業を絶対に失敗したくない

学習塾を開業するために必要な5つのポイント

①開業までの計画を立てる

開業までの計画として、まずは授業でどのようなことを売りにするのかというコンセプトを綿密に考えましょう。

ほぼ授業のコンセプト=塾での指導となるため、自らの目指す理想のゴールを逆算して形にしていきましょう。

自社が塾業界の中で「どんな層に」「どんな授業を」「どんな手法で」サービスを展開していくのかを決めます。

ターゲットを絞り、授業の品質目標を定め、それをどうやって提供するのかは、他の塾との差別化となり、塾が生き残るためには不可欠なものです。

事業の方向性が、大きく逸れないために大切なのが、起業時に掲げるコンセプトなのです。

ただ、コンセプトが決まっても、まだやるべきことは山ほどあります。

教室の立地、規模

システム

教材

経営計画

これらのことをすべて1人で決定していく必要があります。

塾の経営者には立ち止まる暇はないので、深く考えて、よりよい指導ができるよう、精査していきましょう。

計画を立てて運営をしていても、日々の授業の忙しさや経営の大変さによって冷静さを失ってしまう場合もあります。

そんなときに目安になるのが、開業前に立てた計画なのです。

無計画な場合、振り返り、照らし合わせができないため、現状を知ることができません。

だからこそ、軌道修正の基準も含めて計画を立てなければいけないんですね。

②小さく開業する

塾の開業は特別な資格などが必要なく、誰にでもできる間口の広いものです。

そして、規模の小さな塾であれば初期費用を安く抑えられるため、開業しやすいことが大きなメリットです。

また、規模が小さければ新たにスペースを借りることはせずに、自宅で開業する方法もあります。

家賃や設備費などが削減できるため、かなりの低コストで開業できます。

自宅で始めて、生徒が増えたり経営が軌道に乗ってきたりしたら徐々に規模を大きくしていくなど、リスクを抑えた経営も可能です。

ただし、競争の激しい塾業界では、独自の強みを生かして塾運営をしなければ通用しません。

ちなみに、塾開業にかかる運営資金ですが、一般的に塾の運営に必要な運営資金は1ヵ月あたり約200万円です。

売上が月間300万円ほどの店舗と仮定し、各項目を計算しています。

<運営資金の目安>

人件費 90万円

賃貸料 45万円

水道光熱費 5万円

教材費 30万円

広告宣伝費 30万円

合計 200万円

主な費用は、人件費や賃貸料、教材費、水道光熱費、広告宣伝費などで、塾の規模や生徒の人数などによって大きく変わります。

塾の経営において最も割合の高い運営資金はどうしても人件費で、1ヵ月あたり売上の20~30%は発生します。

講師の人数だけでなく、社会人や学生など講師の指導レベルなどによっても変動するので、どのような方を募集するのか計画的な採用が必要です。

賃貸料は立地や規模にもよりますが、1ヵ月あたり売上の10~15%程度が目安とされています。

自宅や所有している建物で開業する場合は、月々の出費をカットすることができます。

また、教室を運営するうえで水道光熱費も1ヵ月あたり3%程度発生します。

そのほか、塾特有の出費として挙げられるのが教材費です。

テキストや模試の仕入れにかかる費用で、1ヵ月あたり売上の1~10%かかってしまいます。

塾開業後も常に講師・生徒募集を行う必要があるので、1ヵ月あたり売上の5~10%の広告宣伝にかかると考えておきましょう。

フランチャイズの場合はさらに別途ロイヤリティの支払いが発生します。

入会金や月謝、教材費、講習費などの売上の10~15%で設定されているケースが多いですが、本部によってさまざまなので事前にしっかり確認しましょう。

このような現状を踏まえると、失敗しないためにはできるだけスモールスタートを心がけた方が賢明ですね。

小さな塾を開業する4つのメリット

大手と差別化できる

授業の質で勝負できる

スケジュールを組みやすい

運営費が抑えられる

大手と差別化できる

個人指導などをメインとした小さな塾は、大手塾との差別化がしやすいのがメリットです。

小さな塾では大手塾のように指導方針や細かなルールなどに縛られることがないため、自由にカリキュラムを組むことが可能です。

そのため、大手塾へ抱いていた不満を解消し、差別化できます。

さらに、講師が変わらないということも生徒に安心感を与えられ、大きなメリットとなります。

授業の質で勝負できる

小さな塾は1人の生徒に使える時間が多いため、質の高い授業を提供することができます。

個人指導であれば、画一的な指導法ではなく生徒それぞれの特性や習熟度にあわせたきめ細かい指導ができますよね。

また、独自性を高められることも大きなメリットです。

例えば、授業状況をズーム配信する、録画した授業をいつでも視聴できるようにする、タブレット端末などのICT機器を最大限活用するなど、授業の質や独自性での勝負ができます。

スケジュールを組みやすい

小さな塾は、スケジュールを埋めやすいというメリットがあります。

集団授業を行っている大手塾だと、学年などにばらつきがあった場合などは、空席が埋まらないなど、どうしても時間のロスが発生してしまいます。

しかし、個人指導であれば、スケジュールはスキマなくコマを埋められるため、無駄な時間が発生せず、効率良く運営することが可能です。

コストが抑えられる

小さな塾であれば、コストを抑えながらの経営が可能です。

例えば、塾長の自分1人だけで教えるのであれば、人件費はかからずコストは大幅に抑えられます。

また、個人指導の場合はアルバイトでも対応できるため、正社員を雇わずに済むケースも多いのが現状です。

正社員と比較した場合、アルバイトは比較的人件費が安く、コスト削減につながります。

ライバルの塾と差別化をするために、月謝の減額を検討する開業予定者もいるかもしませんが、これだけはやめておいた方がよいです。

なぜなら、資本の大きい大手塾には、同じ手を使っていては絶対に太刀打ちできないからです。

大手の塾では生徒数が多く、資本力もあるからこそランニングコストを安価に設定できるのです。

コストで勝負を仕掛けても、企業としての体力がなければ、事業としては成り立ちません。

安価を狙うのではなく、むしろ付加価値を与えて値段を高く設定し、高級路線を目指した方が勝算はあります。

「月謝はちょっと高いけど、それでも通わせたい!」と思わせる指導を目指しましょう。

ただ、その場合どのようなメリットを強調すればいいか不安ですよね?

その一つが「少人数授業」です。

上記の授業の質という部分でも触れましたが、人数が少なければ、それだけ「生徒一人一人に目を配れる」と発想を転換してみましょう。

少人数をキーワードに授業の質を上げ、個別指導に力を入れましょう。

実現できれば、月謝が高くても生徒と保護者を満足させられる、すばらしい塾になることは間違いありません。

③リスク管理を徹底する

人間は誰しも失敗はしたくないものです。

そのためには、考えられるリスクは全て取り除いていくのが肝心です。

リスクを抑えて塾を開業するために、4つのポイントをしっかり押さえておいてくださいね。

塾開業のリスクを抑える方法

自宅の一室を教室にする

家賃の安い物件を探す

家庭教師から始める

自宅の一室を教室にする

上記の「小さく開業する」のトピックでも少し触れましたが、自宅の一室を利用するというのはリスク管理では最も効果があります。

自宅で少人数からスタートすれば、テナント料など、余計な費用は発生しません。

開業当初からテナントを借りてしまうと、固定費が大きく膨らんでしまいます。

もしも生徒が集まらなかった場合には無駄になってしまうため、自宅での開業からスタートして初期費用をできるだけ抑えるのがポイントです。

家賃の安い物件を探す

自宅の一室を利用できればよいのですが、自宅が狭かったり、設備が設置できなかったりなどの理由から利用できないケースもあるでしょう。

その場合には、テナントを借りる必要が生じます。

しかし、テナントを借りる場合であっても、無駄に家賃の高いところを借りてはいけません。

立地などは重要になりますが、できるだけ家賃が安い物件を見つけて借りましょう。

家庭教師から始める

テナントや教えるスペースが必要となる塾ではなく、家庭教師から始めるのも一つの手です。

家庭教師であれば、教室や備品などを用意する必要がありませんので、家庭教師で実績や評価を得てから塾を開業するのでも遅くはありません。

むしろ、こちらの手法の方が集客の面ではメリットがありそうです。

また、貸し会議室やカフェなどを利用して指導する方法もあるため、地域の特徴や生徒の特性にあった場所を選択することができるのもメリットです。

④集客が見込める立地での開業する

塾の経営を成功させるためには、集客が見込める立地で開業するというのが重要なポイントです。

まず、ターゲットとなるのは子どもたちですので、小中高校生が近くに住んでおり、徒歩でも通えるような立地が望ましいでしょう。

公共交通機関が充実している都心の場合は駅や停留所の近くだったり、地方の場合は保護者による車での送迎が想定されるので駐車場も確保できる立地だったり、開業エリアに応じた立地で開業することが大事です。

また、周辺にライバル塾がいない場所選びも非常に重要です。

立地条件で、集客できる生徒の数は変わってくるので、ライバル塾の開校状況の調査はもちろんですが、生徒が通いやすい場所を選びましょう。

小規模の塾は、1つの学校が近くにあるだけだと集客はかなり厳しいのが現状です。

そのため、複数の学校から生徒を集めることができる場所がベストです。

他にも、現在は夫婦共働き、片親の家庭も増えているため、「街灯がきちんとある」「送迎の負担にならない」「駐車スペースがあるか」など、生徒の通塾の状況についてもきちんと考慮しましょう。

近隣からお叱りのクレームがきたり、生徒が通塾できなかったりでは意味がありません。

送迎のしやすさは、保護者にとって大きなメリットです。

場所は一度選んでしまうとそう簡単には変えられないので、慎重に選ぶことをおすすめします。

⑤綿密なマーケティング戦略を立てる

塾の経営を成功させるためには、綿密なマーケティング戦略を立てることも重要です。

現代の社会問題でもある少子化が進み、顧客である子どもの数がこのまま減り続けると、必然と競争は激化してしまいます。

そのため、何の戦略もないまま始めても経営はうまくいきません。

フランチャイズの場合、経験や実績で培ったノウハウによって独自のマーケティング戦略が確立されているので、マーケティングが苦手な方でも安心して挑戦できます。

ただ、ライバル塾との差別化は、新規出店時はもちろん、塾運営を継続させていくために必須です。

ということで、塾の開業に向けた宣伝や生徒を集めるための4つの方法をご紹介していきます。

塾の開業に向けた宣伝や生徒を集めるための5つの方法

ホームページの運用 

塾を探すにあたって、多くの人はWebを使って検索することが想定されるため、ホームページの作成は早い段階から作成するのがおすすめです。

開業するまでにホームページを用意しておけば、塾を探している人の目にとまる可能性が出てきます。

ホームページは多くの情報を掲載できる点がメリットです。

塾の概要や料金などの基本情報から、塾の雰囲気が伝わるブログ記事など、さまざまな情報を発信できるので塾の特徴を知ってもらうことができます。

ホームページは業者に作成を依頼すると、50〜100万円かかってしまうこともありますが、現在は無料で簡単にホームページを作成できるサービスも充実しているので、そちらをうまく活用する方が良いでしょう。

https://ja.wix.com/

こちらのwixでは、感覚的におしゃれなホームページを無料で作成することができますのでぜひ参考にしてみてください。

ただ、ホームページを作成しただけでは全く集客できないので注意してください。

ホームページで集客するための3つの方法

①ブログを書いてSEO対策をする

ホームページにブログ記事を載せて、SEO対策で集客をすることができます。

ターゲットとなりそうな中学生・高校生などが検索しそうなワード「国語 伸ばし方」「理科 参考書おすすめ」などをテーマにしたお役立ち記事を作成して、記事を読んだ方をホームページに誘導しましょう。

ただ、SEOはすばらしい記事を書いたからといってすぐに上位表示するわけではありませんので、上位表示するまでには半年はみておきましょう。

ブログ記事は一度書き上げて上位表示してしまえば、半永久的に集客してくれる塾の大きな財産になりますので、コツコツ良質な記事コンテンツを積み重ねていきましょう。

②Google ビジネス プロフィール(旧称: Google マイビジネス)を使ってMEO対策をする

MEO対策とは、Googleマップに登録されている店舗の検索順位を上げる対策のことです。

消費者の多くは、来店の前にお店を検索しており、地域情報を探すときに「新宿 学習塾」「名古屋 個別指導」などの「地域名+サービス名で検索する割合は80%を超えています。

さらに、Google ビジネス プロフィールの訪問者は成約に近い、購買意欲の高い場合が多いです。

つまり、そのサービスを受けることは決めていて、あとはどの店舗にしようか?と考えている状態であるとも言えます。

したがって、マップの検索結果で上位を取ることができれば、そういったユーザーが数ある競合店舗の中から自店舗に足を運んでくれる可能性が高くなります。

無料で始められるので、まず、Googleビジネスプロフィールに登録するところから始めて、基本情報や店舗情報を正確に反映してスタートしましょう。

③ランディングページを作成してWEB広告で認知を広げる

広い意味では、訪問者が最初に着地(Landing)するページはすべてランディングページとなります。

ただ、Web広告の分野では、そのなかでもとくに購入やお問い合わせなど、訪問者のアクションを誘導することに特化した商品・サービスの紹介ページのことを指して「LP」と呼ばれています。

一般的なホームページの目的は多岐に渡り、主にユーザーに情報をわかりやすく理解してもらうことなのに対し、LPの目的はWeb広告から訪れたユーザーに購入やお問い合わせなどの行動を起こしてもらうのに特化したものになります。

Web広告から流入してきたユーザーは、多少なりとも商品・サービスに興味を持った状態でランディングページを閲覧してくれます。

さらにLPは、商品・サービスの概要、ベネフィット、お客様のクチコミといった、購入に至るまでに必要な情報がコンパクトにまとめられていることも大きなメリットとなります。

SNSでの発信

情報収集を進めるにあたってWebだけでなく、SNSを活用したマーケティング戦略もあります。

ホームページより発信できる情報量は少ないのですが、ファーストコンタクトを作る手段として非常に有用です。

失敗しない塾を開業するためには、できるだけ多くの人の目に留まる必要があります。

ホームページだけでなくSNSでも情報発信をすることで露出が増え、生徒数増加にも大きく貢献するでしょう。

受験生の子どもの保護者の年代である30代〜40代はTwitterやInstagramをアクティブに活用している方が多いので、まずはTwitterやInstagramを始めてみてはいかがでしょうか。

チラシの作成

チラシの作成も、失敗しない塾の開業には必要不可欠な準備のひとつです。

チラシは近隣住民を中心にダイレクトにアプローチできるため、高い集客効果が期待できます。

ただ、チラシの作成および配布には手間と労力、コストがかかるため、調整が必要です。

どの塾にしても、新規開校の際、広告等で地域への新規出店のアナウンスをすると、エンドユーザーは「新しく塾ができた」と認知し、情報を集め始めます。

塾の場合、「なんか合わないから塾を変えようかな?」と、転塾を考えている生徒は常に市場に一定数いるので、意外と比較的早い段階で地域への認知は広がっていきます。

ここで、体験授業や日々の授業の中で、生徒や保護者の方からの良い評価が得られたら、そのクチコミは地域に一気に広がります。

塾ビジネスでは、1人のクチコミが10人、20人の生徒を連れてくるようなことは良くあることです。

そのひとつの良いクチコミを獲得するためにも、ライバル塾との明確な違いを打ち出し、結果をつかみましょう。

紹介制度を作る

塾の開業準備が進み、生徒が集まってきたら、紹介制度も設定していきましょう。

紹介制度があれば自分が直接アプローチしなくても、担当する生徒が新しい生徒を呼び込んでくれるので生徒集客の効果はかなり大きいです。

授業料の割引や、図書券1000円分プレゼントなどの特典を用意すれば、紹介による入会は増えていくことが期待できます。

まとめ

以上で、絶対に失敗しない!学習塾を開業するために必要な5つのポイントを解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

①開業までの計画を立てる

②小さく開業する

③リスク管理を徹底する

④集客が見込める立地での開業する

⑤綿密なマーケティング戦略を立てる

塾は基本的に教室という「箱」を用意しなければならないので、失敗した場合のリスクが比較的大きくなってしまいます。

そのため、まずはスモールスタートで自宅や家庭教師でテスト的に塾開業の模擬体験をするのがおすすめです。

例えば、教えたい方と学びたい方を繋ぐオンライン講座のマッチングサイトから講師をはじめてみるのも良いでしょう。

人気の講師になれればそれなりに大きな利益を得ることができますし、何より失敗してもリスクがほとんどないのがメリットです。

また、「自分に勉強を教える能力があるかないか」ということも客観的に判断できるため、開業の前に試してみるとよいでしょう。

リスクを徹底的にマネジメントすることによって、失敗しない塾運営をしていってくださいね。

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