【失敗しない塾開業】学習塾の集客方法とは？効果的な集客のコツを徹底解説！

少子化が進み子どもの数が減ってしまっているのが現代の世の中です。

とはいえ、親が子ども一人にかける教育費が増えている傾向にあります。

これをチャンスと捉え、学習塾の起業や集客を考えている方も多いのではないでしょうか。

ということで、今回は学習塾の集客方法と効果的な集客のコツを徹底解説していきます。

この記事はこんな方におすすめ ・これから塾を経営しようと考えている ・塾を運営しているが集客がうまくいっていない

特に学習塾の起業を予定している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

集客活動の重要性

良い教材があるから、良いサービスがあるから学習塾が成功するわけではありません。

学習塾が成功するか否かは、集客が成功するか否かで決まるのです。

これは学習塾のみならず、塾以外の業種だとしても同じことです。

例え、いくら運用資金が潤沢にあったとしても、継続的な集客ができなければいずれ廃業に追い込まれます。

「安定した塾運営」には「継続的な生徒の確保」が絶対的に必要なのです。

教育方針や指導には自信があっても、集客となると苦手意識を持つ人もいらっしゃいますよね。

熱心に子ども達を指導してきた方などは「集客しなくても良い授業をしていれば自然に生徒数は集まってくるだろう！」とお考えかもしれません。

その考えにも一理はありますが、これから開業をする場合、最初の生徒はどのようにして集めるのでしょうか。

よほどファンの多いインフルエンサー講師や好条件が揃わなければ、目標の生徒数を集めることは難しいのが現状です。

したがって、良い授業をすることはもちろんですが、別の集客方法も並行して行っていきましょう。

学習塾集客の９つの方法

チラシ

チラシの特徴は費用対効果が高く、配布エリアも指定でき、比較的安価で宣伝ができるためおすすめです。

また、学校のスケジュールにあわせて「夏期講習」「定期テスト対策」などのキャッチコピーを含めたチラシを配るのも効果的です。

フランチャイズ加盟をすれば、自身の塾に実績が無くてもそのフランチャイズ塾での過去の成績アップ事例などをチラシに載せることが可能な場合があるので、より効果的なチラシを作成することが可能となります。

個人で塾を開業した場合、フランチャイズ本部の制約や制限がないため自由にチラシのデザインを作成することができます。

しかし、全くの未経験で0からチラシをつくるのにはかなりの時間や労力がかかりますし、時間をかけて完成できたとしても、効果があるのかどうかは未知数の部分が多いです。

チラシを使った集客のコツ

学習塾の集客用のチラシを作成する際にどのような点に気をつければ良いのか、チラシを使った集客のコツについてご紹介します。

集客のためには、他の学習塾とは違う部分をアピールする必要があります。

独自のアピールポイントや、入塾した後のイメージができるようなことを盛り込むと良いです。

さらに、他の塾とは違ったポイントを盛り込むことで目に留まりやすくなります。

最近はコロナ禍の影響もあり、感染症対策について気をつかっている保護者の方達も多いです。

そのため、パーテーションの設置や換気、オンライン授業の対応など、実施している感染症対策も大きなアピールのポイントになります。

チラシはまずターゲットを決める

ただチラシを作れば良いという訳ではありません。

マーケティングの世界ではよく言われることですが、人はチラシを見たとき、自分が対象となっているかを瞬時に判断します。

その時間は長くて１秒だと言われています。

そのため、ターゲットとなるべき人をはっきりと決めて、その人だけに向かって話しかけるようにチラシを書くべきなのです。

YouTubeなどでも「〇〇にお住まいの、〇〇歳の男性のみなさん！！！」という、広告をよく目にしますよね。

そのため、まずはターゲットである保護者の属性を決めましょう。

例えば〇〇中学の生徒の保護者、〇〇高校を目指す生徒の保護者、定期テストで９割を目指したい生徒の保護者などです。

数字が入っているとより具体的になりますね。

自分の塾のターゲットを決めたら、チラシの上の一番目立つところに

「〇〇高校を目指す生徒の保護者の方へ」

というキャッチコピーを必ず入れましょう。

他の高校を目指している人は反応は薄いかもしれませんが、それで大丈夫です。

広く集客をしようとした結果、誰にも響かないチラシになってしまうので気をつけましょう。

続きを読みたくなるチラシ

塾のチラシで良くあるのが、一生懸命に長文で書かれた塾長からのメッセージです。

その熱意は非常によくわかりますが、基本的にチラシの塾長からのメッセージは読まれていないと思った方が良いです。

では、どこに力を注げば良いのでしょうか。

それは、続きを読みたくなるような仕掛けを作ることです。

そのためには今読んでいる文章がターゲットにとって、いかに読むメリットがあるかということをアピールしながら文章を作成しましょう。

入塾した際には、どんな良い未来が得られるのかということが、キャッチコピーや見出し、文章の中で表現できているかどうかが重要です。

チラシは見た目の印象も大事

チラシは視覚に訴えるマーケティング手法のため、見た目の印象はとても重要です。

チラシのメインとなる画像は、季節感のある写真にするのがおすすめです。

配布する時期ではなく、少し先の季節を感じさせる写真を使用することで「この時期までになんとかさせなくては」「受験対策時期はもうすぐそこ」などと感じてもらうことで、早めの入塾を判断してもらいます。

チラシに利用する字体はゴシックや明朝体にして、学習塾のイメージでもある、かしこまった雰囲気を出す方が良いです。

また、色を使いすぎてしまうと軽い印象になってしまうため、3色程度に抑えましょう。

チラシ作成サービス

また、デザイン用の専用ソフトがなくて、自分でチラシをデザインするのが難しい場合には、「チラシ作成サービス」で作成・印刷が可能です。

さらに、配布エリアや、配布対象世帯などを設定することができ、ポスティングまでしてくれます。

チラシというと、新聞の折込チラシをイメージする方が多いかもしれませんが、子育て世帯の新聞購読率は全体の3分の1以下ともいわれているため、新聞折込チラシは効果が薄いという現状があります。

学校の校門や塾、駅などの周辺で配る方法もありますが、相手が受け取ってくれない可能性も多く、効果的ではありません。

そのため、一番チラシを見てもらえる可能性が高い方法がポスティングなのです。

しかし、ポスティングを行うにあたって配布するスタッフを用意する必要がありますし、講師が行ってしまうと授業に使う時間がなくなってしまいます。

そこでおすすめなのが、印刷からポスティングまで全てお任せできるサービスを利用することです。

ターゲットや目的を絞ることで、より効率的に配布することができるでしょう。

看板

開業地と物件が決まったら、その物件の建物周辺に看板を設置しましょう。

まずは一目で「ここは学習塾だ！」と認知してもらうために、建物自体に設置する看板を用意します。

また、住宅地や学校付近などから徒歩で通える範囲の顧客を狙うのであれば、その徒歩圏内に屋外広告を設置するのも効果的です。

壁面に設置する袖看板は遠くから、ここに塾があることがわかるようにする必要があるので、シンプルに屋号でまとめると大変わかりやすいです。

ファサード看板とはお店の入り口かつ上部に設置されているもので、そのお店の中で一番大きな看板、主役となるような看板になります。

塾は営業時間が夕方から夜になるため、あたりが暗くなっても、営業しているとわかるように内照式のファサード看板や上にスポットライトを用いることが一般的です。

利用する対象の生徒や、車、自転車、徒歩等で通行し看板を目にするユーザーにもやさしい気遣いがあるといいですね。

口コミ

口コミで集まった顧客は入塾につながる確率が高いです。

ただ、チラシや看板のように経営者側が完全にコントロールしきれないことや、評判が広まるまで時間がかかることはしっかり理解しておきましょう。

なお、フランチャイズ加盟をした場合はそのフランチャイズ塾のネームバリューがあるため、口コミという部分では個人塾で起業するよりもはるかに有利となります。

塾探しをしている方の多くが注目しているのが口コミです。

「あの学習塾に通ったら成績が上がった！」「講師の教え方が上手だった！」「面白い授業をする！」などといった口コミは、塾の集客に大きな影響を与えます。

口コミには信頼性を感じるため、良い評判があれば利用してみたいと感じる方が多く、とても大切な集客方法といえます。

ただ、先ほども申し上げたように、口コミは学習塾側でコントロールできるものではありません。

良い口コミにつなげるために、生徒・保護者との信頼を作り、満足度を向上させていきましょう。

目に見える口コミとして、Googleビジネスプロフィールの口コミを利用する方法もあります。

塾の卒業生が合格の挨拶にきた際に、Googleビジネスプロフィールに口コミを書いてもらうようにお願いするなどをしてコツコツ口コミを貯めていきましょう。

自社ホームページ

チラシや看板などで知ったお客様は、お問い合わせの前に必ず塾のホームページをチェックします。

興味を持って調べているユーザーなので、入塾への可能性は高いといえます。

まずは、ホームページを作る目的を明確化しましょう。

学習塾のホームページの目的は、教室の雰囲気、在籍する講師、合格実績などを多くの保護者や生徒に知ってもらい、お問い合わせや申し込みにつなげることにあります。

そのため、ホームページを見た保護者が「ここに通わせたら成績が上がりそう！」「志望校に合格できそう！」と感じてもらうことが重要です。

学習塾を探している人にとってどんな情報が有益なのか、どんな情報がホームページにあれば興味かんしんを惹きつけられるかという観点で、柔軟にアイデアを出してみましょう。

ホームページの内容をイメージできたら、どんなデザインがよいかを考えていきましょう。

デザインの中でも、ホームページ全体の印象を決める色は重要な要素となります。

合格というイメージを表現する場合は桜色を選んだり、熱い想いを表現したい場合は赤色やオレンジ色を基調としたデザインにすると、イメージが伝わりやすいです。

また、ホームページを通じて学習塾に来てくれる生徒を増やしたいのであれば、ホームページを作成した後、コツコツと更新を続けて内容を充実させていく必要があります。

そのため、自分で更新しやすいようなホームページにしていきましょう。

SNS（フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、LINEなど）

ソーシャルメディアは無料で作成できるため、積極的に活用するのがおすすめです。

ただ、投稿するターゲットと内容には一貫性を持たせることが大切です。

チラシやホームページに掲載されている内容の信憑性を高められるような投稿を意識しましょう。

SNSは、「他の学習塾がやっているからうちもやっておこう」という目的だと、結局アカウントを開設したものの、更新が途絶えてしまうことがほとんどです。

目標が具体的になっていないと迷走した発信になり、エンゲージメントも増えずフォロワーも増えず、運営していく気持ちが切れてしまうからです。

そのため、下記のように具体的な目標を立てるようにしましょう。

どんなターゲットに発信を届けるのか

例えば、学習塾の場合のターゲットは、「受験生を子にもつ保護者」ではなく、「国語が苦手な受験生を子にもつ40代女性」など、より明確にした方がいいです。

購入する可能性の高いユーザーを効率よく集められるので、広く浅い内容よりも成果が期待できます。

発信を見たターゲットにどうなってほしいのか

発信する際に、ターゲットにどうなってほしいのかというゴールがない投稿は、投稿を読んだユーザーからエンゲージメントが得られにくい現状があります。

ゴールが決まれば、あとは具体的な投稿内容を考えていきましょう。

受験生の保護者はどんなことに困っているのか内容を詳細にイメージし、その人はどんなアドバイスがあると喜ぶのかを考えることがポイントになります。

リスティング広告

立派なホームページを作成しても、検索で上位表示されるまでには最低でも半年から１年という時間がかかります。

上位表示されるまではリスティング広告を利用すると良いでしょう。

リスティング広告とは、日本語でいうと「検索連動型広告」のことです。

ユーザーが検索したキーワードに応じて検索結果画面の上や下に表示される広告を「リスティング広告」と呼びます。

リスティング広告をクリックしたユーザーを、指定したWebサイトに誘導することができます。

日本国内での検索エンジンのシェアの約8割をGoogleが占めているため、まずはGoogle広告からリスティングをスタートするのがおすすめです。

ただ、Yahoo!も、Googleの検索システムを採用しており、リスティング広告の仕組みはどちらも同じです。

そのため、予算に余裕があるのであればYahoo!も同時に進めていくのが良いでしょう。

テレビCMや電車内広告など

テレビCMや電車内広告には大きな費用が発生するため、開業したばかりの個人塾では厳しいのが現状です。

しかし、大手フランチャイズ塾に加盟するようであれば、フランチャイズ本部が広告宣伝に力を入れてくれるため、その恩恵を受けられます。

ただ、フランチャイズ本部によっては加盟店に広告費の一部負担を求める場合もあるため、加盟の際には詳細をきちんと確認しておきましょう。

MEO対策

MEO対策とは、Googleのローカル検索結果においてGoogleビジネスプロフィールの情報を上位表示させ、集客や認知拡大につなげる施策のことです。

「地名＋塾」などで検索されたローカル検索結果にはGoogleビジネスプロフィールに登録した情報が表示されます。

MEO対策はWeb上から集客できる集客手法の一つで、特定の地域でビジネスをしている多くの企業が導入を始めています。

近年、インターネットやスマートフォンの普及に伴い、保護者が子どもの塾を選ぶ際にWeb上の情報や第三者からの口コミを参考にしているケースが増えています。

塾の集客方法にMEO対策を実施するメリットのひとつが、「ローカル検索結果で目立たせられる」ことです。

MEO対策を行いローカル検索結果に上位表示できれば、塾の比較サイトや競合の塾よりも上にGoogleビジネスプロフィール情報を表示でき、エンドユーザーの目に留まりやすくなります。

ユーザーが塾選びをする際に、塾の実績以外にも「家から近い」「通いやすい」ことを重要視しています。

家から近くて通いやすい塾を探しているユーザーは、「地域名＋塾」のように特定の地域名と塾を組み合わせたキーワードで検索する可能性が高いです。

MEO対策は、特定の地域を狙ってGoogleビジネスプロフィール情報をローカル検索結果で上位表示させるための取り組みであり、地域密着型の塾とも相性のいい対策です。

ユーザーに独自の強みを認知してもらう

MEO対策を行いローカル検索結果に上位表示されれば、ターゲットにしている地域で塾を探しているユーザーにあなたの塾が認知されやすくなります。

近年、塾の形態は多様化しており、自分の塾の強みをアピールして競合他社と差別化を図ることで集客に大きく影響する可能性があります。

Googleビジネスプロフィールを活用したMEO対策は、競合の塾と差別化をするためにも有効な集客方法です。

Googleビジネスプロフィールを整えて、投稿機能をうまく使い塾の独自の強みをアピールできれば、競合の塾と差別化できます。

MEO対策の重要性は日々高まっていますが、SEO対策やリスティング広告などの他の集客方法に比べると、本格的にMEO対策に力を入れている学習塾は少なく上位を狙いやすいです。

MEO対策は無料でできる

MEO対策で利用するGoogleビジネスプロフィールは誰でも無料で使えるツールなので、他のWeb集客方法に比べてコストが低いことがメリットです。

また、MEO対策は短期間で効果が現れやすいことから、MEO対策を行っているWebマーケティング業者に依頼しても、比較的安価で対策することができます。

低コストで始められて、高いコストパフォーマンスが期待できるので、まずはGoogleビジネスプロフィールを整えるところから始めてみましょう。 

キャンペーン

お友達紹介キャンペーン（リファラルマーケティング）とは、既存の顧客からの紹介で新たな顧客を獲得するマーケティング手法です。

近年は広告費が高騰しているという理由から、お友達紹介キャンペーンを積極的に取り入れる企業も増えてきており、リファラルマーケティングという販促手段はかなりメジャーになってきています。

学習塾の入塾経路の約30%は家族・友人からの紹介とのデータもあり、業界全体としてリファラルマーケティングは積極的に活用されています。

学習塾は基本的に「来塾」が前提の場合が多いですが、コロナ禍の影響もあり、メールやLINEで簡単に紹介できる仕組みを導入している塾も増えてきています。

塾集客で気をつけるべき3つの注意点

Googleアナリティクスでデータ分析

集客活動をしたら、必ず効果測定を行わなくてはいけません。

まずは目標生徒数を設定し、そこからどれだけの問い合わせが必要で、どれだけの入塾面談や体験授業が必要なのかを逆算して目標を設定する必要があります。

そして、集客活動は手当たり次第にやればいいものではなく、実施した方法に本当に効果があったのかを測定することが重要です。

そのために、利用すべきツールがGoogleアナリティクスです。

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。

Googleアナリティクスは、登録したWebサイトのユーザー行動について、ユーザーの属性や訪問したページ、成果の達成率、広告効果など、さまざまなWebサイト周りのデータを分析することができます。

元々、有償であったツールというだけあって、多機能なツールです。

ただ、多機能すぎるが故、担当者が情報を収集してGoogleアナリティクスについて学ぶ必要があります。

Googleアナリティクスでの集計データをもとに、さまざまな施策に活かすことができます。

クリックの多い広告や効果を比較することは、広告戦略の改善に欠かせませんし、保護者からの人気なコンテンツがわかれば、クリックしやすい位置に変更するなどWebサイト設計に活用することができます。

Googleアナリティクスの導入方法

Googleアナリティクスは3つの手順で誰でも簡単に導入することができます。

1.Googleアカウントを作成する

Googleアカウントを持っている場合はログインし、持っていない場合は新しく作成します。

氏名など必要事項を入力すれば、簡単に作成できます。

複数人でレポートを共有する場合は、各Googleアカウントに共有権限を与えることでデータを確認できるようになります。

2.Googleアナリティクスに登録する

Googleアナリティクスに登録する作業を行います。

「無料で利用する」をクリックし、必要事項を入力します。

アカウント名に会社名や部署、Webサイトの名前やURLを設定すれば、アカウント作成が完了です。

3.トラッキングコードを設置する

登録が完了すると、Googleアナリティクスで計測するためのトラッキングコード（グローバルタグ）が発行されます。

正確なデータを収集するためには、情報を得たいWebサイトの全ページにトラッキングコード（グローバルタグ）を書き込む必要があります。

表示されたトラッキングコードをコピーし、WebサイトのHTMLソースの、<head>タグの直後に貼り付ければ、設置完了です。

顧客満足度を高める

効率的な集客を目指すためには、顧客満足度を高めなければなりません。

上記でも説明しましたが、顧客満足度は集客方法としてもっとも効果が高いといわれている「口コミ」に大きな影響を与える要素です。

また、顧客満足度を上げて退塾率を下げることで、生徒1人当たりのLTV（顧客生涯価値）を上げることも塾経営において重要です。

退塾を防ぐための生徒への対応

生徒が楽しく塾に通い続けられるために、生徒が塾に行きたくなる理由を増やしましょう。

例えば、講師や他の生徒との関係が良好であり、生徒が塾に行くのが楽しいと感じているのであれば、塾をやめたいと考えることはないでしょう。

講師が生徒との信頼関係を築くためには、単に優しく接するだけではなく、生徒の性格や特徴を深く理解したうえで、適切な声かけを行う必要があります。

講師と生徒が同じ方向を向いて一緒に取り組めることがあると、信頼関係をより構築しやすくなりますよ。

退塾を防ぐための保護者への対応

塾に対する保護者からの信頼度を高めるためには、塾のスタッフが保護者の気持ちを理解する必要があります。

スタッフが保護者の気持ちに寄り添えば、子どもへの指導や教育について保護者から信頼を得られるでしょう。

塾のレポートを作成して保護者に渡すこともおすすめです。

塾と親の信頼関係が構築できていれば、一時的に生徒のやる気が低下しても、保護者が引き上げてくれる可能性もあります。

LINE公式アカウントを開設するなどして、保護者と密にコミュニケーションを取れる体制を整えましょう。

定期テスト後はチャンス

中間・期末テスト後はどの塾も生徒対応で忙しいのは当然のことです。

特に、成績が下がった塾生は退塾の危険度が高いため、面談やテスト後のフォローなどを行う塾も多くあります。

このタイミングで転塾を検討している生徒も多いので、集客のチャンスでもあります。

そのため、自塾の成績アップなどの情報は定期テスト後に速報で公開した方が良いです。

定期テスト後はスピード勝負、他塾より1日でも早く、自塾のいい結果をSNS、ブログなどで積極的にアピールしていきましょう。

まとめ

以上で学習塾の集客方法と効果的な集客のコツを徹底解説してきましたがいかがだったでしょうか。

生徒が集まる塾に理由があるように、生徒が集まらないのにも理由があります。

どれだけ頑張っていても、生徒が集まらない時期はありますし、長く塾を開いていると、様々なケースが訪れます。

集客がうまくいかない理由は、決して1つではありません。

小さな変化でも大きな結果が生まれますので、ぜひ、1つ1つと向き合って、たくさんの生徒に自分の信念と愛情を注げる環境を作り上げましょう。